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漆と人間は一万年という長い付き合いを積み重ね、
特に日本では世界に類をみない漆文化が育まれてきました。
本書は「蒔絵」の人間国宝を指南役に、
漆の素材・わざ・文化史などを切り口に、5章構成・全66話で
深遠な漆文化の魅力を紹介する「漆の教養書」です。
著者の室瀬和美氏は漆芸家で、重要無形文化財「蒔絵」保持者。60余年にわたって国内外の現場で、自身の創作・国宝などの文化財修理を手がけてきた、漆工芸のスペシャリストです。
「えっ!」と驚くマメ知識あり、ときにマニアックな技術論あり、漆の面白話が盛りだくさん。技術者ならではの説得力あふれる視点で、「漆」×「伝統」を縦横無尽にひもときます。
仕様:四六判/並製/224ページ
発刊:2024年11月
発行:白船社